2020年10月19日~23日に、国際海事機関(IMO)が「第7回温室効果ガス作業部会」を開催し、 2030年までに国際海運からのCO2を40%以上削減(輸送量あたり・2008年比)するための新たな対策(現存船に新造船と同レベルの燃費性能を義務付ける新たな規制(EEXI)及び燃費実績の格付け制度)について、その実施のための国際ルール案が合意された。 当削減策は、日本主導で18か国・1団体と共同提案したもの。 【審議結果】 既存船への燃費性能規制(EEXI) 現存船に対して新造船と概ね同レベルの燃費性能を義務化し、予め、主管庁が検査して証書を発給 燃費実績の格付け制度 1年間の燃費実績をA-Eの5段階で格付け評価。低評価時は改善計画を策定 ※IMO:船舶の安全・環境等に関する世界的な統一ルールを作る国際連合の専門機関。IMO下の委員会の1つである「海洋環境保護委員会(MEPC)」では、船舶からの汚染の防止・規制に係る事項の検討を行っている。特に海洋汚染防止条約(MARPOL73/78条約)をはじめとする条約その他の規則の採択及び改正の審議を行っている (出典)
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