このコラムでは、品質部門が、“成果に結びつく本質的な役割を果たす” ために、部門や個人がどう使命・役割を果たしていかなければいけないかをシリーズでお届けしていきます。(14回シリーズ) 品質部門の3機能のうち「トップスタッフ機能」が果たす使命・役割 第4回「品質部門のありたい姿」で触れたように、例えば企業の場合では、品質部門が全社・全グループ全体に関係する場合、事業本部や事業部に関係する場合、工場に直結する場合などの形態がある。 対象とする範囲に対して中長期的な方向性や年度方針、具体的には目的・目標、及びそれを実現するための方策等を立案・提案して経営会議や運営会議で組織全体の活動を決めて関係部門展開推進の使命・役割を担うのである。 トップスタッフ機能で最も肝心な点は、顧客起点で且つ競争優位なシステム・プロセスの整備やその実施によって利益確保活動につながることである。具体的には、組織が抱えている問題や課題に関係する「めざす目標(対象範囲・納期・達成水準)」を設定することである。 ただ、品質部門に所属していた場合にその職位(担当スタッフ・課長・部長・本部長・役員など)によって
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