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QMS(品質)寄稿・コラム

【品質部門の役割_Vol.10】品質部門の「めざす姿」の設定と実施

QMS(品質)
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  このコラムでは、品質部門が、“成果に結びつく本質的な役割を果たす” ために、部門や個人がどう使命・役割を果たしていかなければいけないかをシリーズでお届けしていきます。(14回シリーズ) 品質部門の「めざす姿」の設定と実施 本シリーズは、第1回目「品質部門の『ありたい姿』と『現状』とのギャップをどう埋めていけばよいか」からスタートした。ものごとの新たな計画時や見直し時には、図9に示すように、ありたい姿と現状のギャップを定量的に把握することが重要である。 図9.ありたい姿,現状のギャップ確認からめざす姿の立案・実施関係図   ありたい姿には、①理想的な姿、②30年先、10年先、5年先などの有期の姿をスケッチし、対象範囲・達成時期・達成水準を描くことである。 ①の「理想的な姿」の例としては、まさに字の意味する通りに例えば環境関係ではCO2を一切出さないエンジンであり、②の数十年先の「ありたい姿」例としては、2050年にカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)などが該当する。 これに対比して現状を捉えるとそのギャップが明らかになる。 このギャップは一度には埋まら


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