このシリーズでは、(株)テクノファ主催「ISO 14001内部監査員研修コース」の講師が、研修コース内で特に重要視してお伝えしている事項をお届けします。 皆さんこんにちは。株式会社テクノファでISOの研修の講師をしています、田中です。2019年から講師を務め、大変多くの方にご受講いただきました。お役に立っておりますでしょうか? テクノファの内部監査員研修は、規格要求事項の理解を1日、内部監査の基本や実施、そして模擬監査を1日と、2日間の研修となっていますが、その中で「肝」となるところについてこれから数回に渡りお話しさせていただきます。 今回は、「良いところを見つけ出す」をテーマに書いていきます。 1.”出来ている” が大前提 「いきなり本丸に大砲を撃ち込まない」の章でお話しさせていただきましたが、組織の運用は、「出来ている」が大前提です。 そして、その「出来ている事象」に至るまでには、被監査側として、何らかの改善点や工夫がなされたはずです。被監査側は、一所懸命改善活動をしたんです。「英知の結集」ではないですか。 それらの、改善点や工夫を被監査側に寄り添って、
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