このコラムでは、品質部門が、“成果に結びつく本質的な役割を果たす” ために、部門や個人がどう使命・役割を果たしていかなければいけないかをシリーズでお届けしていきます。(14回シリーズ) 「Qの構造」の理解(全体像) 図1は、品質部門が理解すべき各種品質及び質の構造である。 顧客・社会のニーズを先取りする「Q1:製品の品質・サービスの質」は、組織内活動のQ2~Q6の要因系の体系的な活動によって生み出された結果系である。 このQ2~Q6を組織能力と捉えることができ、これらQ2~Q6の質向上活動がQ1の「基本価値」から「未知価値」の創造につながっていることの構造理解が必要となる。 図1.各種Qの構造図 Q1~7の概要 先ず、Q1の顧客・社会に感動を与える未知価値の製品・サービスを創り出す、また当たり前品質の基本価値を当たり前に作るには、製品・サービスを生み出す「Q2:プロセス・システムの質」が魅力的であると同時に、確実であることが必要となる。 そして、このQ2で決められたプロセス・システム通りに実施・改善する「Q3:実施・改善の質」については、Q2とタッグを組む
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