このコラムでは、業務用冷凍空調機器のユーザーが、「フロン排出抑制法」を遵守し、適切に管理するためのポイントを紹介します。 フロン類は、オゾン層を破壊する原因物質であるだけでなく、二酸化炭素(CO2)の数百倍~1万倍程度の温室効果をもつ地球温暖化の原因物質でもあります。 2015年4月より施行された「フロン排出抑制法」(正式名称:フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律)では、フロン類の製造から廃棄までのフロン類のライフサイクル全体を見据えた包括的な対策が盛り込まれました。さらに、機器廃棄時の回収率が4割弱と低迷していたことから、2020年4月1日から改正法が施行され、機器ユーザーの回収義務違反に係る直接罰の導入、建物解体時の取組の強化、フロン回収が確認できない機器の引取禁止など、フロン類の回収が確実に行われるための仕組みが導入されました。 このように、フロン類の適正な管理は、オゾン層の保護の観点から、また地球温暖化対策の観点からとても重要であり、法律の適切な遵守が期待されています。 そこで、業務用冷凍空調機器の使用者が、フロン排出抑制法を正しく理解し、適切な運用管理を行うため
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