このコラムでは、ISO 9001、ISO 14001 の審査や研修講師に長年従事してきた氏による、ISO を取り巻く様々な課題について感じていることを語っていただいています。 この記事は、テクノファNEWS（2022年５月号）に掲載した記事です。 ※テクノファNewsバックナンバーはこちら はじめに 2050年には、海中のプラスチックの重量が、魚の重量を超えるというような予測もされている等、何かと話題となっているプラスチック問題。 2020年７月には容器包装リサイクル法の関係省令の改正により、レジ袋の有料化がスタートし、法的な整備も進んでいます。そして、2022年４月１日には、新法「プラスチック資源循環法」（正式名称：プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律）が施行されました。 当コラムでは、プラスチックを巡る問題と法整備の状況等についてまとめています。 １．廃プラスチック問題をめぐる現状 プラスチック製品は我々の生活に幅広く浸透しており、今後ますます増加が予想され、使用済みプラスチック製品の廃棄が大きな問題となっています。2019年における、使用済廃プラスチックの
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