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その他(国際会議・報告書等)

報道発表「2023年度PRTRデータの概要等」について 

その他(国際会議・報告書等)
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PRTR制度に基づき、第一種指定化学物質について、事業者は環境中へ排出した量(排出量)や廃棄物などとして事業所の外へ移動させた量(移動量)の届出を行い、国はその集計結果及び推計を行った届出対象外の排出量の集計結果の公表を行っています。

なお、2021年の化学物質排出把握管理促進法施行令の改正により、2023年度の届出から、対象物質の見直し(462物質から515物質に変更)がなされています。
環境省と経済産業省は、共同で当該届出データを集計するとともに、届出対象外の排出量の推計及び集計を行い、その結果をPRTRデータとして取りまとめました。

 

2023年度PRTRデータ

(1)届出排出量・移動量

2023年度の排出量・移動量の届出は、全国32,502の事業所から行われ、届出排出量は約137千トン、移動量は約266千トンでした。このうち、届出対象物質の見直し前後で継続して指定されている物質(以下「継続物質」という。)については、届出排出量は約120千トン、移動量は約221千トンであり、ともに前年度から減少しました。

● 全対象物質
(令和5年度は515物質のうち届出があった494物質、令和4年度は462物質のうち届出があった434物質)
2022年度2023年度
届出事業所数(事業所)32,30732,502
届出排出量(トン)122,276136,877
届出移動量(トン)247,316265,789
届出排出量・移動量(トン)369,591402,666

● 継続物質(319物質のうち届出があった308物質)

2022年度2023年度前年度との比較
届出排出量(トン)121,974120,2991.4% 減
届出移動量(トン)231,816221,1924.6% 減
届出排出量・移動量(トン)353,790341,4903.5% 減

 

(2)届出外排出量

届出対象以外の事業者や、家庭、自動車等からの排出量については国が推計を行いました。その結果、2023年度は401物質を推計対象とし、届出外排出量は202,268トンでした。前年度は334物質を推計対象とし、届出外排出量は186,938トンでした。

(3)前年度と比較した傾向

・ 届出事業所数:届出事業所数は32,502で微増(前年度比+195事業所)、届出事業所数の増加の寄与が最も大きかった業種は燃料小売業(同+95事業所)でした。
・ 届出排出量:継続物質について届出排出量が減少した主な業種は化学工業(同△約1.3千トン)、電気機械器具製造業(同△約0.6千トン)でした。一方、届出排出量が増加した主な業種は金属鉱業(同+約1.3千トン)、非鉄金属製造業(同+約0.8千トン)でした。
・ 届出移動量:継続物質について届出移動量が減少した主な業種は化学工業(同△約7.0千トン)、鉄鋼業(同△約3.2千トン)でした。一方、届出移動量が増加した主な業種は電気機械器具製造業(同+約0.6千トン)、医薬品製造業(同+約0.6千トン)でした。
・ 届出外排出量:届出外排出量は前年度に比べて増加しています。例えば洗浄剤・化粧品等の界面活性剤について、令和5年度は約26千トン(同+約5千トン)でした。
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