(株)テクノファ主催「ISO 45001審査員研修コース/内部監査員コース」を担当している講師が、労働安全衛生分野の話題をお届けします。 こんにちは。労働安全衛生コンサルタントの有賀源司です。 日本を代表する企業における品質不正が問題となっています。今日は、コンプライアンス違反はどのようにしたら予防できるのか、をテーマに考えていきたいと思います。 1.法律は企業の活動に貢献しているか? 日本における多くの企業は、政府が決めた「法律」さえ守ればよいと考えています。しかし、現在は「大変革の時代」です。革新的な事業、挑戦を行うことが求められていますが、それを阻害する法律が散見されます。 「法律さえ守っていればよい」というような、お上に依存する考え方では、革新的な事業、挑戦をすることは出来ません。 江戸時代は、ある程度「各藩」に自律性が認められており、全国統一的な法制度ではなかったようです。現在のアメリカと同じ状態といえるのかもしれません。 現在は、労働安全衛生の分野でいえば、厚生労働省が所管する「労働安全衛生法」「労働安全衛生法施行令」「労働安全衛生規則」を守れば良い状態になっ
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