このコラムでは、品質部門が、“成果に結びつく本質的な役割を果たす” ために、部門や個人がどう使命・役割を果たしていかなければいけないかをシリーズでお届けしていきます。(14回シリーズ) バランスト・スコアカードのフレーム 図4は、高利益を継続して出してきた企業の構造分析から生み出されたマネジメントツールの1つである「バランスト・スコアカード」のフレームに関して筆者なりに理解している構造である。 この構造は、高利益を出し続けるための財務の視点に対して、「顧客の視点」「内部プロセスの視点」「学習と成長の視点」で相互に関係しながらビジョンと戦略立案・実施の構造となっている。 品質部門も特にトップスタッフ機能の場合は、利益創出フレームを理解してどのマネジメントツールを活用するか、又はオリジナルなものを作るのか等と連携したシステムやプロセス整備が欠かせない。 デミング賞のフレームでは、総合300点中成果は100点、日本経営品質賞では総合1000点中成果が450点等である。いずれにしても顧客価値創出の成果(利益やひいき顧客創出など)にどのように結びつけるビジョンと競合差別化の戦略にし
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