(株)テクノファ主催「ISO 45001審査員研修コース/内部監査員コース」を担当している講師が、労働安全衛生分野の話題をお届けします。 こんにちは。労働安全衛生コンサルタントの有賀源司です。 今月から、労働安全衛生のトピックスを記載することになりました。 本日は、休業4日以上※の労働災害の発生状況について、考えてみたいと思います。 ※労働者が労働災害によって負傷し休業した場合、休業が4日以上の場合、遅延なく労働基準監督署に報告書を提出することが決められています。 1.休業4日以上の労働災害 下図は、毎年、厚生労働省より発表されている「労働災害発生状況」の令和4年度版で示されていた「労働災害による死亡者数、死傷者数の推移」の図です。 この図の枠内に記載されている通り、2021年から休業4日以上の労働災害が、ずっと増加しています。 これは大きな問題だと思うのですが、厚生労働省も中災防も問題にしていません。私はこの問題について、講習会等で参加者の皆さんによく質問します。なぜ?なぜ? 私達の回りでは、特に私の顧問先では最近は労災がほとんど発生していません。 では、どこで発生して
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