このコラムでは、品質部門が、“成果に結びつく本質的な役割を果たす” ために、部門や個人がどう使命・役割を果たしていかなければいけないかをシリーズでお届けしていきます。(14回シリーズ) 「品質保証」の本来の姿は? 検査、クレーム処理だけではない。 本シリーズでは、日本品質管理学会(The Japanese Society for Quality Control:以下JSQCと略す)[1] の定義に準じていくことにしたい。 それでは初めに、“品質保証” をみてみよう。 顧客・社会のニーズを満たすことを確実にし、確認し、実証するために、組織が行う体系的活動。 注記1 “確実にする” は、顧客・社会のニーズを把握し、それに合った製品・サービスを企画・設計し、これを提供できるプロセスを確立する活動を指す。 注記2 “確認する” は、顧客・社会のニーズが満たされているかどうかを継続的に評価・把握し、満たされていない場合には迅速な応急対策及び/又は再発防止対策を取る活動を指す。 注記3 “実証する” は、どのようなニーズを満たすのかを顧客・社会との約束として明文化し、それが守られていることを証拠で
こちらのコンテンツはテクノファ会員限定の記事です。会員の方はログインして閲覧してください。テクノファ会員へのご入会はこちらです。