ワシントン条約第19回締約国会議の結果

  2022年11月14日～25日に、パナマシティで開催されていた、ワシントン条約（絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約）第19回締約国会議の結果が公表されました。 今回の会合では、国際取引が規制される種を定めている附属書の改正が審議され、44件の提案（うち陸棲動物は30件）が採択されたほか、日本を含む象牙の国内市場を閉鎖していない締約国に対して、管理状況を引き続き同条約事務局に報告するよう求めること等が決まりました。2023年２月23日に効力が生じます。 日本国内では、新たに附属書Ⅰに掲載された種について、改正附属書の発効と同時に「種の保存法（絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律）」第４条に基づき「国際希少野生動植物種」に指定し、国内流通規制の対象とされる予定です。 結果の概要 1．附属書改正の内容 44件の附属書改正の提案（うち陸棲動物は30件）が採択されました。以下は陸棲動物に関する主な附属書改正の審議結果です。 NO 種名 1 キガシラヒヨドリ （Pycnonotus zeylanicus） 附属書Ⅱ ⇒ 附属書Iへ移行 ※発行は改正附