このコラムでは、ISO 9001、ISO 14001 の審査や研修講師に長年従事してきた氏による、ISO を取り巻く様々な課題について感じていることを語っていただいています。 この記事は、テクノファNEWS(2022年8月号)に掲載した記事です。バックナンバーはこちら。 はじめに 審査員・監査員に求められる重要な要素は、ISO/IEC 17021-1(適合性評価―マネジメントシステムの審査及び認証を行う機関に対する要求事項―第1部:要求事項)やISO 19011(マネジメントシステム監査のための指針)に詳細に謳われている。神ならぬ身にはそれらを完全にこなすことや身に付けることは出来ないが、筆者は、「知識」、利害関係者の期待に応えて指摘すべきは明確に指摘するという「使命感」、「情熱」、「コミュニケーション能力」が特に重要ではないかと考えている。以下に、それぞれの具体的事例を上げてみた。 1.知識 意欲のある方なら必ず向上する。専門性の深化を含めて、気候リスクなどの変化、ESG、SDGsへの対応、法令の変化、ヒューマンエラー、品質不正問題等に適切に対応した審査をするには、勉強
こちらのコンテンツはテクノファ会員限定の記事です。会員の方はログインして閲覧してください。テクノファ会員へのご入会はこちらです。